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それではこちらは前回の続きになります。




 前回までは今までの考察と11巻の気になる点を記述した。今回の記事から本格的に考察に入っていく。

■  目次   

1.10巻までの私の考察
2.第11巻の気になる点
5.かれら化は感染症ではなく「病気」説
6.がっこうぐらし!の世界にて丈槍由紀はブードゥー教の神官説


3.おしゃべり魚の伝承と校歌の関連性についての考察

今回、第69話でも第8巻のスクラップが大事だと思わせるような描写があり、そこが気になる方も多いだろう。

 校歌をまず振り返る。

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七つの丘に冠たるは
天に煌めく剣の聖
朽那の川に渦巻くは
九頭の大蛇の毒の息

七日七夜の争いに
天より降るは血の涙
大地に深く刻まれし
炎の跡こそ物恐ろし

※がっこうぐらし!第1巻巻末資料より。二番はカット

この校歌について考察をしている人が身近にいるが、その方々は皆見解が少しずつ異なる

①日本の古来の伝承をベースにしている
 巡淫会という方が提唱しており、水戸市周辺、そして現実の神話を元にしているのではないか?との見解。朽那川の氾濫によって菌がばらまかれたのではないか(校歌3~4行目)という考察。Pixivで掲載されているものがあるので是非ご覧ください。

②古来、周辺には火山があり、噴火を言い伝えた
 C94で「たらみね~た~」が配布した同人誌に書かれていた解釈。
昔この地には山があった。過去の土壌によるパンデミックは噴火の土石で埋めたてられ、男土市、巡ヶ丘市が形成された。(天より降るは血の涙~)
実際のところ、続きがまだ出ていないので彼の考察と私の解釈は異なるかもしれないが、第1巻巻末資料で巡ヶ丘は「起伏のある土地」だと書かれているので火山があったという説得力は相当ある。


どちらも大変参考になる考察だが、二人とも8巻とのスクラップを関連付けながら考察をしている。
私もこれに近いものなのではないか?と考えている。そして今回のランダルによる熱戦処理は「天より降るは血の涙」を体現しているのではないかと考えている。

ここでスクラップを振り返る。

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那酒沼での伝承と書かれているが、昔に那酒沼があったかどうかは分からない。ただ、風土病として元々この地には細菌があったのはスクラップを観ても間違えない。私は当時の感染症は現在とは異なり、「感染すると死ぬ」病なのではないかと考えている。

以上のことをふまえ、このスクラップで注目して頂きたいのは2点である。


・飢餓の年。何故飢餓になったのか?
昔話であるので、この地域は大昔作物を育てていたと予想される。勿論漁業もだが。
そんな中、大雨による川の氾濫によって作物も魚の住む環境もダメになり、結果飢餓が発生したのではないか。そして飢餓が起きたらどうなるか。

・魚は比喩なのではないか
魚が喋るわけではないのは承知だが、伝承であり、何らかの脚色がされていると考える。
つまりは大きな魚というのは1人の人間であり、飢餓のあまり共食いを始めたのではないか。
家族には「人間の肉だ」とは言えない。そこで魚と言い、家族に与えたのではないか。

そうすると色々辻褄があってくる。

朽那の川に渦巻くは…朽那川が氾濫して
九頭の大蛇の毒の息…病が流行った

歌詞のとおり、朽那の川が氾濫したことによって細菌がばらまかれ、人々が死に至る感染症がばらまかれた。同時に食物難になり、人間同士の共食いが始まった。

あまり言及したくはないが、20世紀、感染症を患った人間を儀式として人間が食べる風習があり、同士の共食いによって永遠に感染症が引き起こされた事例が確認されている(クール―病)。
かれら化するウイルスは「かれら」に噛まれるによって感染するが、古来は経口から接種することで感染する病気だったのではないだろうか?
男土の夜では改良した細菌を使って実験したのではないか?と考えている。


七日七夜の争いに
天より降るは血の涙
大地に深く刻まれし
炎の跡こそ物恐ろし

 この部分は過去に何があったか正直なところ解釈がとても付け難い。というのも、仮に巡ヶ丘周辺に火山があるならば由紀たち含め青襲さんも理解しているはずであるし、スクラップとして保存されているはずである。沼や湖は噴火によって形成されることもあり、那酒沼が出る以上近くに火山があるなら考慮しているのではないか?と思っている。しかしながら作中で言及されていないことなので、私は今回考慮から除外させて頂いた。噴火がダメなら、隕石が降ってきた、そんな解釈もできるが尚更青襲さんに調べられていることだと思われるので隕石も考慮しない。青襲という研究者でさえ情報が出せていない内容が今後の話の展開ででてくるとも思えない。他の解釈があるのかもしれない。

 しかしながら男土の夜の空爆、そして今回の熱戦処理においては上記の「血の涙」が合致するのではないか?男土のときの政府、ランダルは民謡を信じているのかもしれない。




4.漫画がっこうぐらし!の西暦が確定的になった


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第69話にて美紀が観ていたのは「学園生活部が遠足に来ず一日が経った世界」。

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第2巻を振り返ると10/10になっていると思うが、第11巻では○/11になっている。
数字の配置も同じなのでやはり救助が来ず11日を迎えてしまった世界だと解釈する。今回曜日が判明したので10月11日が木曜日の場合、何年が当てはまるか考えることが出来る。
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更にもう1つ
第9話「よりみち」での月。
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とどめの一手。2012年10月11日の満ち欠けと合致した。

出ました。2012年がっこうぐらし!が連載開始されたのが2012年5月24日。整合性は取れる。余談だが、その場合由紀たちは1994~1995年、美紀は平成1995~1996年生まれの可能性が高い。第1巻の年表を振り返る。男土の夜が1968年なのでつまりは約30年後に彼女たちは生まれた。アニメでは考察されている話だったが、原作でほぼ確定的になったのは今回だろう。
ただ夢の話であるので現状そこまで考える必要もないのかもしれない。



以上2点を考察させて頂いた。次の記事からはこれをふまえてがっこうぐらし!という世界の考察に入る。私は今回とんでもなく原作と整合性が取れている説を発見することが出来ている。しかしながら、あまりにも合致しすぎている。加えてこれから話す考察は第8巻まででも発見することが出来た考察かもしれない。そう考えてみると海法紀光先生にダイレクトにミスリードを踏まされている可能性をぬぐえないが、がっこうぐらし!の本編と巻末資料の伏線をほぼ説明できる点、本当に「有り得る」のかもしれない。