
1 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:37:38 ID:Td/gNkhM2n
ソルト「ジンジャー、来ましたよ」
ジンジャー「お、来てくれたか」
ジンジャー「でも悪い、キリのいいところまで終わらせたいから少し待っててくれ」
ジンジャー「そこに置いてあるお菓子は自由に食べていいからさ」
ソルト「わかりました」
ソルト「お仕事中なのにソルトを呼んだのですね」
ジンジャー「いやー、来るころにはもう終わってると思ったんだけどなー」
ジンジャー「……ま、すぐ終わるから待っててくれ」
ソルト「はい」
ソルト「……あっ、これ美味しい」
引用元:http://kirarabbs.com/index.cgi?read=112&log=past
2 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:38:17 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「さて……ふーむ……」
ソルト「……今は何のお仕事をしているんですか?」
ジンジャー「ん? ああ、新しい施設を建てようと思ってな」
ジンジャー「どこに立てるべきか悩んでるんだ」
ソルト「そうですか」
ソルト「ソルトに手伝えることなら、手伝いますよ?」
ジンジャー「お、本当か! じゃあちょっと聞いてもいいか?」
ソルト「どうぞ」
ジンジャー「どこに金髪大使館を建てたら金髪が来ると思う?」
ソルト「……は?」
ジンジャー「やっぱり街の入り口か? いや、それとも観光スポット……言の葉の樹の近くに建てるか……なあ、どう思う?」
ソルト「……その前にひとつ聞きたいのですが、金髪大使館とはなんでしょう?」
ジンジャー「金髪大使館だよ」
ジンジャー「金髪を精一杯おもてなしする館だ」
ソルト「……暑さにやられましたか?」
ジンジャー「いたって平常だ」
ソルト「……そうですか」
ジンジャー「なあ、どう思う?」
ソルト「どこでもいいんじゃないですか?」
ジンジャー「そうだよな、きっとどこでも来てくれるよな」
ソルト「……」
3 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:38:51 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「よっし、決めたっ!」
ジンジャー「残りは後でってことで……さて、待たせたな、ソルト」
ソルト「いえ」
ソルト「……結局どうすることにしたのですか?」
ジンジャー「ああ、入り口と樹の近くに二つ建てることにしたよ」
ソルト「大使館を?」
ジンジャー「もちろん」
ジンジャー「そしたら、二倍の金髪が来るかもしれないしな」
ソルト「……」
ソルト「……ジンジャー、正気ですか?」
ジンジャー「ん、いたって正気だぞ? 何か変なことをいったか」
ソルト「ええ、とても」
ジンジャー「?」
ソルト「……まあ、いいです」
ソルト「それで、ソルトは何故呼ばれたのですか?」
ジンジャー「っと、そうだった」
ジンジャー「なあ、ひとつお願いがあるんだ」
ソルト「お願い?」
ジンジャー「ああ」
ジンジャー「金髪になってくれないか?」
ソルト「は?」
4 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:39:23 ID:Td/gNkhM2n
ソルト「ジンジャー、もう一度聞いてもいいですか?」
ジンジャー「金髪になってくれないか?」
ソルト「……聞き間違えではないのですね」
ジンジャー「ダメか?」
ソルト「嫌です」
ソルト「第一なんですか、金髪になれって」
ジンジャー「ほら、ソルトって変身できるじゃんか」
ソルト「ええ、まあ」
ジンジャー「だから、金髪に変身してくれ」
ソルト「意味がわかりません」
ソルト「ジンジャー、本当に大丈夫ですか?」
ジンジャー「私はいたって正気だぞ?」
ソルト「正気であって欲しくなかったですね」
5 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:40:17 ID:Td/gNkhM2n
ソルト(……おかしいです)
ソルト(昔のジンジャーはこんな感じではなかったはず……)
ソルト(……はっ!)
ソルト「……もしかして、オーダーの影響がまだ残っているのですか?」
ジンジャー「!」
ソルト「……なるほど、先ほどから様子がおかしかったのも、オーダーのせいでしたか」
ソルト(ジンジャーの集めていたクリエメイトには金髪を愛する者がいたと聞きます)
ソルト(そして、この街の住民もまた金髪を愛するようになっていたと)
ソルト(……その影響がジンジャーにもまだ残っているのでしょう)
ソルト(……これなら、おかしくなったジンジャーにも納得がいきます)
ジンジャー「いや、少し違うな」
ソルト「どういうことですか?」
ジンジャー「確かに、私がこうなったのはあの一件からだ」
ジンジャー「ただ、私はオーダーのせいでこうなったんじゃない」
ジンジャー「オーダーのおかげでこうなれたんだ!」
ジンジャー「そう、私は昔の私から一段進化したんだよ!」
ソルト「それは悪化です」
6 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:41:07 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「なんだよ、ばっさりだな」
ソルト「当然です。意味がわかりません」
ジンジャー「そうか……ソルトはまだこちら側には来ていないんだな」
ソルト「行くつもりもありませんから」
ソルト「……それで、私を金髪にしてどうするのですか?」
ジンジャー「ん? 特に何もしないぞ」
ソルト「は?」
ジンジャー「ただソルトは自由にしていてくれればいい」
ジンジャー「私はそれを眺めて癒されたいんだ」
ソルト「癒される?」
ジンジャー「ああ」
ジンジャー「……金髪って言うのは不思議なんだ」
ジンジャー「長い金髪のなびく姿……小さなツインテールがぽよぽよはねる姿……」
ジンジャー「そういった自由に舞う金髪をみているだけで、嫌なことが吹き飛び、疲れもなくなる」
ジンジャー「さらには、明日への活力にもなるんだ」
ジンジャー「だから私は、そんな金髪を見て癒されたいんだ」
ソルト「……疲れているのですね、ジンジャー」
ジンジャー「……まあな」
ジンジャー「どうも事務仕事って言うのは肩がこってなー」
ジンジャー「いろいろやることも多いし……嫌じゃないが大変なんだよな、町長って」
ソルト「……」
7 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:41:52 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「と、まあそんな感じでさ」
ジンジャー「改めて、金髪になってくれないか?」
ソルト「……しょうがないですね」
ジンジャー「お、いいのか!?」
ソルト「ソルトにできることなら手伝うといいましたから」
ソルト「……やることの意味はわかりませんけど、それでジンジャーの疲れが取れるなら手伝います」
ジンジャー「そっか……ありがとな!」
ソルト「いえ」
ソルト「では、少し後ろを向いていてください」
ジンジャー「へ、何でだ?」
ソルト「……女の子の変身姿なんてまじまじと見るものじゃありません」
ジンジャー「そっか、悪い悪い」
ジンジャー「よっと。これでいいか?」クルッ
ソルト「ええ、問題ないです」
ソルト「では、少しお待ちください」
ジンジャー「あいよー」
8 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:42:20 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「……」
ソルト「ふぅ……」
ジンジャー「……」
ソルト「……」
ジンジャー「……もういいか?」
ソルト「もう少し待ってください、思い出すのに手間取ってます」
ジンジャー「思い出す?」
ソルト「気がそれるので話しかけないでください」
ジンジャー「お、おう。悪い悪い」
ソルト「……」
ジンジャー「……」
ソルト「……」
ジンジャー「……」
ソルト「……」トントン
ジンジャー「お、できたか?」クルッ
ソルト「ジンジャー、おはようゴジャイマース!」
ジンジャー「……」
9 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:43:50 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「……」
ソルト「オヤ、ボーっとしてどうしマシタ?」
ジンジャー「……」
ソルト「フフフ……さては私のプロポーションに驚いちゃってるデス?」
ジンジャー「……」
ソルト「まったく、しょうがない子猫ちゃんデスねー……」
ジンジャー「5点だな」
ソルト「はっ倒しますよ」
ジンジャー「お、口調が戻った」
ソルト「……まったく、誰のために変身したと思ってるんですか」
ジンジャー「はは、悪い悪い」
ジンジャー「ただ、本物のカレンと似てなくて、ついな」
ソルト「そうですか」
ソルト「……どこがダメだったのでしょうか?」
ソルト「上手くカレン……金髪のクリエメイトに変身できたつもりでしたが」
ジンジャー「そうだな……パッと見は確かにカレンに見えたよ」
ソルト「では、口調ですか?」
ジンジャー「いや、口調もそれっぽかったな」
ソルト「……では、何が問題だったのでしょう?」
ジンジャー「金髪だな」
ソルト「またそれですか」
ジンジャー「……改めて思ったよ」
ジンジャー「やっぱり天然の金髪と養殖の金髪は違うんだな……」
ソルト「変な風に達観しないでください」
10 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:44:17 ID:Td/gNkhM2n
ソルト「……まさか金髪だけで95点も引かれるとは思いませんでした」
ジンジャー「あ、違う違うそんなにひどいわけじゃない。10点満点中5点だよ」
ソルト「そうなのですか?」
ジンジャー「ああ。もう少し金髪が完璧な金髪になれば文句無しの満点だったな」
ソルト「ふむ……」
ソルト「……ジンジャー的にはこの髪色は暗すぎるんですか?」
ジンジャー「んー、そうだな、ちょっと暗いな」
ソルト「では、このくらいでしょうか?」
ジンジャー「おっ、いいぞ、近づいてる!」
ソルト「ではもう少し……」
ジンジャー「それはちょっと明るすぎるな」
ジンジャー「……なんだ、ソルトも乗り気じゃないか」
ソルト「別に、より本物に近づければ今後役立つかもしれませんから」
ソルト「決して悔しいわけではありません」
ジンジャー「ははっ、そっか」
ジンジャー「おっと、明るさはそれくらいだな」
ジンジャー「次は色味だが――」
ソルト「ふむふむ――」
11 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:44:56 ID:Td/gNkhM2n
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ソルト「どうですか?」
ジンジャー「おう! いい感じだ!」
ジンジャー「よっし、そのままカレンの物真似を!」
ソルト「九条カレンと申すデス!」
ジンジャー「うむ!」
ソルト「どうデス? 満点もらえそうデスか?」
ジンジャー「9点だな」
ソルト「やってられるかデス!」
ソルト「いったい何がダメだと言うんデスか!?」
ジンジャー「そうだな……」
ジンジャー「確かに理想の金髪姿なんだが……」
ジンジャー「……魂を感じないんだ」
ソルト「……はぁ」
ジンジャー「お、戻った」
ソルト「何ですかその理由……」
ソルト「そんなふわふわした言葉じゃなくてちゃんと教えてください」
ジンジャー「そうは言われてもな……」
12 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:45:52 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「言葉にするのが難しくてな……なんて言ったもんか」
ジンジャー「……むっ!」
ソルト「どうしました?」
ジンジャー「金髪を感じる……」
ソルト「は?」
ジンジャー「この気配は里の方から……金髪がコールされたのか!」
ジンジャー「ちょうどいい! ソルト、行くぞ!」
ソルト「行くって……もしかして里にですか?」
ジンジャー「当たり前だろっ!」ガシッ
ソルト「わっ、ちょっと、話してください……!
ジンジャー「っしゃ、行くぜーっ!」
ソルト「ちょっ、せっ、せめて変身をといてから……!」
13 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:46:57 ID:Td/gNkhM2n
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ソルト「……結局この格好のまま来てしまいました」
ソルト「それより、何を考えているんですか、ジンジャー」
ソルト「一応、ここは敵の本拠地みたいなものですよ?」
ジンジャー「大丈夫だ……えーっと……」キョロキョロ
ランプ「!」
ジンジャー「お、いたいた」
ランプ「ジンジャー! ……に、か、カレン様!?」
ジンジャー「しーっ!」
ランプ「どうしてジンジャーがカレン様を……」
ランプ「ま、まさか誘拐……!?」
ランプ「た、たた、大変です! みんなを呼んでこなきゃ……!」
ジンジャー「待て待て! 私は誘拐なんてしない!」
ジンジャー「金髪に誓って、金髪を傷つけるような真似なんてするわけない!」
ランプ「でも……じゃあ、このカレン様は」
ジンジャー「コイツはソルトだよ」
ランプ「ソルト!?」
ソルト「……そうです」
14 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:48:04 ID:Iy24JFuJt/
支援
15 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:48:59 ID:Td/gNkhM2n
ランプ「では、どうしてカレン様の格好を……」
ランプ「はっ! まさかカレン様と入れ替わろうと……?」
ランプ「入れ替わって、本物のカレン様になりきる……」
ランプ「そして里を内側から崩壊させていく……これはドッペルゲンガー作戦ですね!」
ランプ「残念でしたね、ソルト! 私にはそんなの通用しません!」
ソルト「さっきまでソルトのことをカレンだと思っていましたよね」
ランプ「うぐっ!」
ソルト「……まだまだですね」
ランプ「ぐぬぬ……!」
ジンジャー「……一応言っておくと、そのドッペルゲンガー作戦でもないからな」
ランプ「あ、そうなんですね……」
ソルト「本当にドッペルゲンガー作戦だったら簡単に騙されてましたね」
ランプ「むーっ……!」
16 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:49:50 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「で、ランプ。本題に入っていいか?」
ランプ「はっ、そうでした!」
ランプ「七賢者二人で、こんなところに何の用ですか……?」
ジンジャー「いや、今日は七賢者じゃない」
ジンジャー「金髪同盟として来たんだ」
ソルト「は?」
ランプ「あ、なんだ。そうでしたかー」
ランプ「じゃあ、何の問題もありませんね」
ソルト「は?」
ランプ「えーっと……人が少ないのでこっちの方から行きましょう!」
ジンジャー「おう!」
ソルト「は?」
17 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:50:37 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「いやー、いつも悪いな、ランプ」
ランプ「いえいえ、同盟の仲間ですから!」
ソルト「……ちょっと整理させてください」
ソルト「ええと……金髪同盟?」
ジンジャー「おう、金髪同盟だ」
ランプ「忍様と穂乃花様に入れてもらったんですよねー?」
ジンジャー「なー?」
ソルト「……随分と仲が良いのですね」
ジンジャー「金髪に垣根も境も無いんだよ」
ランプ「そう言ってくれた忍様はとても神々しかったですねー」
ソルト「はぁ……」
ジンジャー「……ま、七賢者でもあるから大手を振って里を歩けたりはしないんだけどな」
ジンジャー「だから、いつも案内してくれるランプには助かってるよ」
ランプ「えへへっ、そんなでもないですよー」
18 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:52:22 ID:Td/gNkhM2n
ランプ「……ところでどうして今日はこちらに?」
ランプ「定例会の日はまだ先ですよね?」
ジンジャー「ああ、さっき金髪がコールされたのを感じ取ったんだ」
ランプ「わっ、さすがですね!」
ジンジャー「それで、せっかくだからソルトに真の金髪を見せてやろうとおもってな」
ジンジャー「ほら、ソルトの金髪ってきれいな金色だけどなんか違うだろ?」
ランプ「……うーん」
ランプ「ごめんなさい……私はまだよくわからないです」
ソルト「それが普通です」
ジンジャー「ははっ、まだまだだな」
ランプ「はい! もっと、精進しなくっちゃ!」
ソルト「……」
19 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:55:33 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「それで、誰がコールされたんだ?」
ソルト「金髪とはわかっても、誰かはわからないのですね」
ジンジャー「さっきは偉そうなことを言ったが、私もまだまだだからな」
ジンジャー「忍や穂乃花ほどの金髪センサーはないんだ」
ソルト「そうですか」
ソルト「……その二人なら誰が来たかもわかるのですか?」
ジンジャー「わかるだろうなー」
ランプ「一つ下の階の足音だけでカレン様が来たってわかっていたそうですからね」
ソルト「……すごいですね」
ソルト「人間業じゃないです」
ジンジャー「愛のなせる業ってやつだな」
ジンジャー「……で、誰だったんだ?」
ランプ「ふふっ、それは見てからのお楽しみですっ!」
ランプ「ととっ、つきました!」
ランプ「みなさーん! ジンジャーが来ましたよー!」ガチャッ
ジンジャー「よっ」
忍「あっ、ジンジャーさん。こんにちはー」
穂乃花「こんにちは、ジンジャーさん」
穂乃花「今日はどうしたんですか?」
ジンジャー「金髪がコールされた気配を感じてな、飛んできたんだ」
穂乃花「なるほどー」
ジンジャー「……で、誰がコールされたんだ?」
忍「えっとですね――」
20 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:56:31 ID:Td/gNkhM2n
カレン「――この私デス!」
ジンジャー「!」
ジンジャー「どこかから声……上か!?」
カレン「イェス!」
カレン「飛んで水に入る夏の水着!」ピョンッ
カレン「九条カレン、サマーバケーションモデル! 登場デス!」シュタッ
穂乃課「きゃーーーっ! かっこいいーっ!」
忍「カレンちゃん素敵ですー!」
カレン「えへへっ! それほどでもありマース!」
21 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:59:02 ID:Td/gNkhM2n
カレン「ととっ、お久しぶりデスねー、ジンジャー」
ジンジャー「……」
カレン「ジンジャー?」
ジンジャー「み、水着……だと……?」
カレン「んー?」
カレン「もしかしてジンジャーも私のプロポーションに見惚れてしまっているデス?」
カレン「まったく……しょうがない子猫チャンデスねー」
ジンジャー「……綺麗だ」
カレン「素直に褒められると照れるデス」
ジンジャー「真っ白な肌が光り輝く金色をより美しくしている……」
ジンジャー「まさに神が作り出した軌跡の姿……!」
穂乃花「わかりますよ、ジンジャーさん!」
穂乃花「水着のカレンちゃんはさながら人魚姫のようで本当に素敵ですよね!」
忍「ポニーテールってのも良いですよね!」
忍「カレンちゃんってぴょこぴょこ動くから金髪があっちこっちして……ほわぁ……!」
22 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:59:23 ID:Td/gNkhM2n
ランプ「チェック柄の水着も可愛いですっ!」
ランプ「いろんなところに蝶々さんがいるのも……素敵……!」
ランプ「きっと蝶々さんみたいに優雅に空を飛ぶんですよ!」
忍「今度は蝶々さんの羽が生えるんですねー」
穂乃花「空も飛べるなんて、やっぱりカレンちゃんって天使様……!」
ジンジャー「いや、あれは神だ……!」
穂乃花「はっ! じゃあ女神様……!」
カレン「……っていうかちょっと怖いデス」
23 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:00:11 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「ほら、ソルト! これこそが真の金髪なんだ!」
ジンジャー「……あれ、ソルト?」
忍「ソルト……って、ジンジャーさんのお仲間さんなんでしたっけ?」
カレン「一緒に来てたんデスか?」
ジンジャー「ああ」
ランプ「ここに入ってくるまで一緒でしたけど……」
ランプ「どこに行ったんでしょうか……?」
???「ばっかもーん!」
ジンジャー「!」
ランプ「また、上から声です……!」
???「とうっ!」
カレン?「騙されてはダメデス!」シュタッ
カレン?「私こそが本物の九条カレン……そしてそいつはルパンデス!」ビシッ
カレン「わ、私がもう一人いるデス!」
カレン?「皆さん! その偽者のカレンから離れるデス!」
カレン「私は偽者じゃないデス!」
カレン「だから、お前がルパンデース!」
カレン?「違いマス! 私が本物デス!」
カレン「ぐぬぬ……」
カレン?「ぐぬぬ……」
24 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:01:57 ID:Td/gNkhM2n
忍「はわわっ、カレンちゃんと偽カレンちゃんがけんかしてます!」
穂乃花「そっか……カレンちゃんお姫様だもんね」
穂乃花「きっと影武者もいっぱいいて……そのうちの一人が下克上に来たんだ……!」
ランプ「カレン様とカレン様によるカレン様をめぐった戦い……!」
ランプ「あわわわ! カレン様がたくさんいて幸せです!」
カレン?「こうなったらどっちが本物かみんなに決めてもらいマショウ!」
カレン「望むところデス!」
カレン?「ヘイ、みんな!」
カレン?「みんななら本物がどっちかわかりマスよね!?」
忍「こっちですー」
穂乃花「こっちのカレンちゃんです」
ジンジャー「こっち」
ランプ「え、えーっと……こっち?」
カレン「ヤッター!」
カレン「選ばれたのはこの私! 九条カレンデス!」
25 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:03:19 ID:Td/gNkhM2n
カレン「さあ、観念して正体を明かすデス!」
カレン?「……なんで」
ソルト「なんでみんな即答できるんですか……」
忍「だって、金髪が違いますし」
穂乃花「輝きが違うよねー」
ジンジャー「ほらな、言ったとおりだろ?」
ソルト「……みんなおかしいです」
ソルト「……せっかく水着まで一致させるように変身してきたのに」
ランプ「ま、まあ……私はソルトが変身してるってしってたから答えられただけで……」
ランプ「普通は気づかないと思いますよ」
ソルト「……フォローありがとうございます」
26 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:04:08 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「っと、改めて紹介するな」
ジンジャー「こいつがソルト。私の仲間だ」
ソルト「……どうも」
穂乃花「カレンちゃんそっくりの子なんだねー」
ジンジャー「いや、ソルトは変身の魔法が使えるんだ」
忍「わっ、すごいですねー」
カレン「ってことは、今は自分を変身させて私になってるってことデス?」
ソルト「そういうことですね」
カレン「……もしかして私のファンデス?」
ソルト「違います」
カレン「OH……バッサリデス」
ソルト「この変身能力には結構自信がありましたが……」
ソルト「……少し前にるんに化けた時もそうですが、簡単にバレてしまいますね」
ソルト「……何が行けないんでしょうか?」
ジンジャー「だから、金髪に魂がこもっていないんだって」
ソルト「ジンジャーには聞いてません」
ジンジャー「む」
27 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:07:46 ID:3D2tveFiT7
忍ってカレンのことは呼び捨てだったような…
支援です
29 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:09:05 ID:Td/gNkhM2n
>>27
本当ですね、失礼しました。
28 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:07:53 ID:Td/gNkhM2n
穂乃花「えっと……私たちってカレンちゃんとたくさん一緒にいたから……」
穂乃花「だから、ちょっとの違いとかにも気づくんじゃないかな?」
忍「そうですねー」
忍「さっきのソルトちゃんのカレンちゃんはカレンちゃんっぽくはありましたが、カレンちゃんではありませんでしたから」
ランプ「るん様に化けた時も、いつも一緒にいたトオル様に見破られていましたからね」
ランプ「いくら姿かたちを似せられても、わかる人にはわかっちゃうんだと思います」
ソルト「……そうですか」
ソルト(ジンジャーの金髪に魂云々も同じようなことかもしれませんね)
ソルト(普段常々見ているものや人に関してなら、わずかな違いにも気づく……ということでしょう)
ソルト(……少し変身の使い方を考える必要があるかもしれませんね)
ソルト「ふむ……」
カレン(なんだか賢そうに考える私を見るのは新鮮デス)
カレン(……こんな感じ?)
カレン「……」
穂乃花(はっ! カレンちゃんがソルトちゃんの真似してる……)
穂乃花(けど表情が絶妙にほんわりしてて……可愛い……!)
30 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:09:33 ID:Td/gNkhM2n
忍「……ところで、ソルトちゃん。ひとつ、お願いしてもいいですか?」
ソルト「なんですか?」
忍「私を金髪に変身させることってできますか?」
ソルト「は?」
忍「できますか?」
ソルト「……まあ、できますけど」
忍「わっ! じゃあお願いしてもいいですかー?」
ソルト「はぁ」
ソルト「えいっ」
忍「!」ポンッ
穂乃花「わっ、忍ちゃんが金髪になった!」
忍「えっ、本当ですか!?」
穂乃花「うん!」
忍「やりました……これで私も金髪の仲間入り……!」
ソルト「……時間が立てば戻ってしまいますけどね」
忍「あ……そうなんですね……」
カレン「まあ、ずっと金髪だとアリスに怒られマスしいいんじゃないデスか?」
忍「うーん……でも、残念です」
ランプ「忍様はいつもの髪もとっても綺麗で素敵ですよっ!」
忍「ふふ、ありがとうございますー」
31 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:10:31 ID:Td/gNkhM2n
忍「……金髪になったらこんな気分なんですね」
忍「ふふ……うふふ……」
ジンジャー「……金髪か、いいなあ」ボソッ
穂乃花「……あっ!」
穂乃花「ソルトちゃん、ジンジャーさんも金髪にできたりする?」
ジンジャー「なっ!? 穂乃花、何を……!?」
ソルト「……まあ、できますけど」
穂乃花「そっか……じゃあ、やってあげてくれない?」
ソルト「……ジンジャーはそのままでも金髪じゃないですか」
ジンジャー「違う、これは金髪じゃないんだ!」
ソルト「……」ビクッ
ジンジャー「金髪はもっと明るくて……輝いていて……サラサラで……」
ジンジャー「私なんかの色を金だなんて、そんなおこがましいことは言えない……!」
ソルト「はぁ……」
ソルト(よくわかりませんが変な地雷を踏んでしまったようです)
32 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:11:38 ID:Td/gNkhM2n
穂乃花「ジンジャーさん、このこと結構悩んでいるみたいなの」
穂乃花「本当はもっとサラサラな金髪に生まれたかった……って」
ソルト「……ソルトもしらないことをよく知っていますね」
穂乃花「金髪同盟だもん」
ソルト「そうですか」
ジンジャー「私だって……私だって黄じゃなく金の髪を持ちたかったんだ……」
ジンジャー「くるっと回って金髪をひらひらさせたかったし、金髪をファサってやりたかった……」
ソルト(……言っていることはよくわからないままですけど)
ソルト(ジンジャーも悩んでいたのですね)
ソルト(あんな性格ですから、悩みなんて無いと思ってました)
穂乃花「だからね、ソルトちゃんの魔法で叶えられないかなって」
ソルト「……わかりました」
ソルト「それでは……えいっ」
ジンジャー「金髪を巻いてお団子を作りたか――」ポンッ
ジンジャー「――な、なんだ!?」
ソルト「ジンジャー、穂乃花のお願いを叶えました」
ジンジャー「お願い……もしかして、今の私は……!?」
ソルト「ええ、金髪です」
穂乃花「うふふっ、とっても綺麗な金髪ですよ、ジンジャーさん!」
ジンジャー「そっか……そうか……!」
33 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:13:18 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「ありがとう、ソルト!」ギュッ
ソルト「!」
ジンジャー「お前のおかげで夢がひとつ叶った……!」
ソルト「……魂のこもってない金髪ですよ」
ジンジャー「それでもだよ」
ソルト「先ほどまで、散々本物じゃないっていっていた金髪ですよ」
ジンジャー「ああ……悪かったよ」
ジンジャー「たとえ、本物に遠い金髪でも……私の髪が金髪になった……それだけでうれしいんだ」
ソルト「……そうですか」
ジンジャー「ありがとう……!」
ソルト「……」
ジンジャー「ありがとう……!」ギュゥゥ
ソルト「……ジンジャー」
ジンジャー「本当に……!」ギュゥゥ
ソルト「ちょっと、苦しいです、ジンジャー」
ジンジャー「……!」ギュゥゥ
ソルト「自分の力を思い出してください、つぶれます、ジンジャー、ジンジャー!」
34 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:14:10 ID:Td/gNkhM2n
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ソルト「はぁ……はぁ……死ぬかと思いました」
ソルト「助けてくれてありがとうございます、カレン」
カレン「いえいえ、同じカレンのよしみデス」
忍「ふふっジンジャーさんも金髪になったんですね」
ジンジャー「おう!」
ジンジャー「みてくれ! 金髪をファサってできるんだ!」ファサッ
忍「わぁ、綺麗ですねー」
ジンジャー「だろ! だろ!」
ランプ「……穂乃花様は金髪にならなくていいんですか?」
穂乃花「私はなりたいわけじゃないからねー」
穂乃花「逆にランプちゃんもいいの?」
ランプ「わわ、私が金髪だなんて恐れ多いです!」
ランプ「でも……これでアリス様やカレン様の仲間になれるなら……」
穂乃花「うふふっ、ソルトちゃん、ランプちゃんも金髪になりたいんだってー」
ランプ「ほ、穂乃花様!」
ソルト「まったく……ソルト使いが荒いですね……えいっ」
ランプ「!」ポン
穂乃花「やっぱり!」
穂乃花「金髪のランプちゃんも素敵だよ」
ジンジャー「おっ、ランプも金髪になったのか!」
忍「ふふ、こっちで金髪のお茶会しましょう?」
ランプ「は、はいっ!」
穂乃花「私も私もー」
35 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:16:14 ID:.w89V05UZJ
ジンジャーはカヅホ神の色塗り的には金髪のはずなんだがなぁ
色塗りセンスのせいでこんな目にあうのか…
41 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:26:02 ID:Td/gNkhM2n
>>35
原作表紙のソーニャより暗い色かつ、5章で二人がジンジャーの髪に特に触れてなかったから、金髪に近い金髪じゃない色なんだろうなーって思ってた
36 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:17:50 ID:Td/gNkhM2n
忍「金髪、金髪」
ジンジャー「金髪!」
穂乃花「金髪! 金髪!」
忍「金!」
穂乃花「髪!」
ランプ「き、きんぱつ……?」
ジンジャー「金髪金髪!」
カレン「一件落着、デスね」
ソルト「……アレは何を話しているんですか?」
カレン「よくわからないデスけど、楽しそうデス!」
ソルト「そうですね」
ソルト(……なんだかどっと疲れましたけど)
ソルト(あのジンジャーの楽しそうな表情を見るに……ちゃんと癒されたようですね)
ソルト(あそこまで楽しそうな表情をするジンジャーはそうそう見ませんし)
ソルト(……まあ、良かったです)
ジンジャー「金髪ーっ!」
忍「金髪!」
ソルト(何を言っているのかはさっぱりわかりませんが)
37 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:19:49 ID:Td/gNkhM2n
カレン「でも、なんだかのけ者みたいで寂しいデスね」
ソルト「そうで……いえ、別にソルトはそうは思ってませんが」
カレン「照れない照れない! 同じカレンだからわかるデス!」
ソルト「……」
カレン「そこで! ちょっとソルトに協力してもらいたいのデスが――」
ソルト「はぁ……」
カレン「えっとですねー、やることは単純で――」
ソルト「ふむふむ――」
38 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:20:56 ID:Td/gNkhM2n
ランプ「きんぱつ! きんぱつ!」
忍「金髪ー」
ソルト「皆さん、大変です」トントン
ジンジャー「金ぱ……じゃない、どうしたソルト?」
ソルト「カレンがのけ者にされた寂しさで、金髪が溶けてしまいました」
ジンジャー「へ?」
カレン「なんと! 金が溶けて黒髪になってしまったデス!」
忍「」
穂乃花「」
ジンジャー「」
ランプ「」
カレン「……みんな?」
ソルト「……」ツンツン
忍「」
ソルト「……みんな気絶しています」
カレン「えぇ……」
おしまい
39 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:21:40 ID:Iy24JFuJt/
おもしろかったよー
40 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:23:30 ID:YiDFd99/iD
ジンジャーかわいいなって思った
おもしろかったです
41 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:26:02 ID:Td/gNkhM2n
BBSができたそうなので、せっかくなのでこちらに投稿してみました。
ジンジャーさん、より綺麗な金髪の探求っていう新たな切り口で金髪同盟の仲間入りしそう、して。
誤字脱字、コレジャナイ感、呼称間違い等はすいません。
読んでくださった方ありがとうございました。
42 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:26:36 ID:7UcyWRzVRe
ジンジャーの金髪は絵の問題だと思うんだ…
金髪に貴賤は無いぞ…
43 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:33:49 ID:RvbXv7Teh9
ジンジャーさん黄髪にしか見えないよね。
髪暗いからか、なるほど。
44 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:55:19 ID:fXFZ9TH0i.
シノ達が触れてなかったから一応ジンジャーは金髪扱いではないんでは?
面白かった。乙です
45 名前:やるデース!速報:2018/08/09 00:29:09 ID:HvfOHRY7bH
乙です。金髪だけで会話が成り立つ、カレンの髪型オチなど原作さながらの狂気を感じました。きんモザはまともなキャラが徐々におかしくなる作品ですからね。こんなジンジャーさんもありえるかも。

2 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:38:17 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「さて……ふーむ……」
ソルト「……今は何のお仕事をしているんですか?」
ジンジャー「ん? ああ、新しい施設を建てようと思ってな」
ジンジャー「どこに立てるべきか悩んでるんだ」
ソルト「そうですか」
ソルト「ソルトに手伝えることなら、手伝いますよ?」
ジンジャー「お、本当か! じゃあちょっと聞いてもいいか?」
ソルト「どうぞ」
ジンジャー「どこに金髪大使館を建てたら金髪が来ると思う?」
ソルト「……は?」
ジンジャー「やっぱり街の入り口か? いや、それとも観光スポット……言の葉の樹の近くに建てるか……なあ、どう思う?」
ソルト「……その前にひとつ聞きたいのですが、金髪大使館とはなんでしょう?」
ジンジャー「金髪大使館だよ」
ジンジャー「金髪を精一杯おもてなしする館だ」
ソルト「……暑さにやられましたか?」
ジンジャー「いたって平常だ」
ソルト「……そうですか」
ジンジャー「なあ、どう思う?」
ソルト「どこでもいいんじゃないですか?」
ジンジャー「そうだよな、きっとどこでも来てくれるよな」
ソルト「……」
3 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:38:51 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「よっし、決めたっ!」
ジンジャー「残りは後でってことで……さて、待たせたな、ソルト」
ソルト「いえ」
ソルト「……結局どうすることにしたのですか?」
ジンジャー「ああ、入り口と樹の近くに二つ建てることにしたよ」
ソルト「大使館を?」
ジンジャー「もちろん」
ジンジャー「そしたら、二倍の金髪が来るかもしれないしな」
ソルト「……」
ソルト「……ジンジャー、正気ですか?」
ジンジャー「ん、いたって正気だぞ? 何か変なことをいったか」
ソルト「ええ、とても」
ジンジャー「?」
ソルト「……まあ、いいです」
ソルト「それで、ソルトは何故呼ばれたのですか?」
ジンジャー「っと、そうだった」
ジンジャー「なあ、ひとつお願いがあるんだ」
ソルト「お願い?」
ジンジャー「ああ」
ジンジャー「金髪になってくれないか?」
ソルト「は?」
4 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:39:23 ID:Td/gNkhM2n
ソルト「ジンジャー、もう一度聞いてもいいですか?」
ジンジャー「金髪になってくれないか?」
ソルト「……聞き間違えではないのですね」
ジンジャー「ダメか?」
ソルト「嫌です」
ソルト「第一なんですか、金髪になれって」
ジンジャー「ほら、ソルトって変身できるじゃんか」
ソルト「ええ、まあ」
ジンジャー「だから、金髪に変身してくれ」
ソルト「意味がわかりません」
ソルト「ジンジャー、本当に大丈夫ですか?」
ジンジャー「私はいたって正気だぞ?」
ソルト「正気であって欲しくなかったですね」
5 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:40:17 ID:Td/gNkhM2n
ソルト(……おかしいです)
ソルト(昔のジンジャーはこんな感じではなかったはず……)
ソルト(……はっ!)
ソルト「……もしかして、オーダーの影響がまだ残っているのですか?」
ジンジャー「!」
ソルト「……なるほど、先ほどから様子がおかしかったのも、オーダーのせいでしたか」
ソルト(ジンジャーの集めていたクリエメイトには金髪を愛する者がいたと聞きます)
ソルト(そして、この街の住民もまた金髪を愛するようになっていたと)
ソルト(……その影響がジンジャーにもまだ残っているのでしょう)
ソルト(……これなら、おかしくなったジンジャーにも納得がいきます)
ジンジャー「いや、少し違うな」
ソルト「どういうことですか?」
ジンジャー「確かに、私がこうなったのはあの一件からだ」
ジンジャー「ただ、私はオーダーのせいでこうなったんじゃない」
ジンジャー「オーダーのおかげでこうなれたんだ!」
ジンジャー「そう、私は昔の私から一段進化したんだよ!」
ソルト「それは悪化です」
6 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:41:07 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「なんだよ、ばっさりだな」
ソルト「当然です。意味がわかりません」
ジンジャー「そうか……ソルトはまだこちら側には来ていないんだな」
ソルト「行くつもりもありませんから」
ソルト「……それで、私を金髪にしてどうするのですか?」
ジンジャー「ん? 特に何もしないぞ」
ソルト「は?」
ジンジャー「ただソルトは自由にしていてくれればいい」
ジンジャー「私はそれを眺めて癒されたいんだ」
ソルト「癒される?」
ジンジャー「ああ」
ジンジャー「……金髪って言うのは不思議なんだ」
ジンジャー「長い金髪のなびく姿……小さなツインテールがぽよぽよはねる姿……」
ジンジャー「そういった自由に舞う金髪をみているだけで、嫌なことが吹き飛び、疲れもなくなる」
ジンジャー「さらには、明日への活力にもなるんだ」
ジンジャー「だから私は、そんな金髪を見て癒されたいんだ」
ソルト「……疲れているのですね、ジンジャー」
ジンジャー「……まあな」
ジンジャー「どうも事務仕事って言うのは肩がこってなー」
ジンジャー「いろいろやることも多いし……嫌じゃないが大変なんだよな、町長って」
ソルト「……」
7 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:41:52 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「と、まあそんな感じでさ」
ジンジャー「改めて、金髪になってくれないか?」
ソルト「……しょうがないですね」
ジンジャー「お、いいのか!?」
ソルト「ソルトにできることなら手伝うといいましたから」
ソルト「……やることの意味はわかりませんけど、それでジンジャーの疲れが取れるなら手伝います」
ジンジャー「そっか……ありがとな!」
ソルト「いえ」
ソルト「では、少し後ろを向いていてください」
ジンジャー「へ、何でだ?」
ソルト「……女の子の変身姿なんてまじまじと見るものじゃありません」
ジンジャー「そっか、悪い悪い」
ジンジャー「よっと。これでいいか?」クルッ
ソルト「ええ、問題ないです」
ソルト「では、少しお待ちください」
ジンジャー「あいよー」
8 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:42:20 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「……」
ソルト「ふぅ……」
ジンジャー「……」
ソルト「……」
ジンジャー「……もういいか?」
ソルト「もう少し待ってください、思い出すのに手間取ってます」
ジンジャー「思い出す?」
ソルト「気がそれるので話しかけないでください」
ジンジャー「お、おう。悪い悪い」
ソルト「……」
ジンジャー「……」
ソルト「……」
ジンジャー「……」
ソルト「……」トントン
ジンジャー「お、できたか?」クルッ
ソルト「ジンジャー、おはようゴジャイマース!」
ジンジャー「……」
9 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:43:50 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「……」
ソルト「オヤ、ボーっとしてどうしマシタ?」
ジンジャー「……」
ソルト「フフフ……さては私のプロポーションに驚いちゃってるデス?」
ジンジャー「……」
ソルト「まったく、しょうがない子猫ちゃんデスねー……」
ジンジャー「5点だな」
ソルト「はっ倒しますよ」
ジンジャー「お、口調が戻った」
ソルト「……まったく、誰のために変身したと思ってるんですか」
ジンジャー「はは、悪い悪い」
ジンジャー「ただ、本物のカレンと似てなくて、ついな」
ソルト「そうですか」
ソルト「……どこがダメだったのでしょうか?」
ソルト「上手くカレン……金髪のクリエメイトに変身できたつもりでしたが」
ジンジャー「そうだな……パッと見は確かにカレンに見えたよ」
ソルト「では、口調ですか?」
ジンジャー「いや、口調もそれっぽかったな」
ソルト「……では、何が問題だったのでしょう?」
ジンジャー「金髪だな」
ソルト「またそれですか」
ジンジャー「……改めて思ったよ」
ジンジャー「やっぱり天然の金髪と養殖の金髪は違うんだな……」
ソルト「変な風に達観しないでください」
10 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:44:17 ID:Td/gNkhM2n
ソルト「……まさか金髪だけで95点も引かれるとは思いませんでした」
ジンジャー「あ、違う違うそんなにひどいわけじゃない。10点満点中5点だよ」
ソルト「そうなのですか?」
ジンジャー「ああ。もう少し金髪が完璧な金髪になれば文句無しの満点だったな」
ソルト「ふむ……」
ソルト「……ジンジャー的にはこの髪色は暗すぎるんですか?」
ジンジャー「んー、そうだな、ちょっと暗いな」
ソルト「では、このくらいでしょうか?」
ジンジャー「おっ、いいぞ、近づいてる!」
ソルト「ではもう少し……」
ジンジャー「それはちょっと明るすぎるな」
ジンジャー「……なんだ、ソルトも乗り気じゃないか」
ソルト「別に、より本物に近づければ今後役立つかもしれませんから」
ソルト「決して悔しいわけではありません」
ジンジャー「ははっ、そっか」
ジンジャー「おっと、明るさはそれくらいだな」
ジンジャー「次は色味だが――」
ソルト「ふむふむ――」
11 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:44:56 ID:Td/gNkhM2n
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ソルト「どうですか?」
ジンジャー「おう! いい感じだ!」
ジンジャー「よっし、そのままカレンの物真似を!」
ソルト「九条カレンと申すデス!」
ジンジャー「うむ!」
ソルト「どうデス? 満点もらえそうデスか?」
ジンジャー「9点だな」
ソルト「やってられるかデス!」
ソルト「いったい何がダメだと言うんデスか!?」
ジンジャー「そうだな……」
ジンジャー「確かに理想の金髪姿なんだが……」
ジンジャー「……魂を感じないんだ」
ソルト「……はぁ」
ジンジャー「お、戻った」
ソルト「何ですかその理由……」
ソルト「そんなふわふわした言葉じゃなくてちゃんと教えてください」
ジンジャー「そうは言われてもな……」
12 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:45:52 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「言葉にするのが難しくてな……なんて言ったもんか」
ジンジャー「……むっ!」
ソルト「どうしました?」
ジンジャー「金髪を感じる……」
ソルト「は?」
ジンジャー「この気配は里の方から……金髪がコールされたのか!」
ジンジャー「ちょうどいい! ソルト、行くぞ!」
ソルト「行くって……もしかして里にですか?」
ジンジャー「当たり前だろっ!」ガシッ
ソルト「わっ、ちょっと、話してください……!
ジンジャー「っしゃ、行くぜーっ!」
ソルト「ちょっ、せっ、せめて変身をといてから……!」
13 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:46:57 ID:Td/gNkhM2n
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ソルト「……結局この格好のまま来てしまいました」
ソルト「それより、何を考えているんですか、ジンジャー」
ソルト「一応、ここは敵の本拠地みたいなものですよ?」
ジンジャー「大丈夫だ……えーっと……」キョロキョロ
ランプ「!」
ジンジャー「お、いたいた」
ランプ「ジンジャー! ……に、か、カレン様!?」
ジンジャー「しーっ!」
ランプ「どうしてジンジャーがカレン様を……」
ランプ「ま、まさか誘拐……!?」
ランプ「た、たた、大変です! みんなを呼んでこなきゃ……!」
ジンジャー「待て待て! 私は誘拐なんてしない!」
ジンジャー「金髪に誓って、金髪を傷つけるような真似なんてするわけない!」
ランプ「でも……じゃあ、このカレン様は」
ジンジャー「コイツはソルトだよ」
ランプ「ソルト!?」
ソルト「……そうです」
14 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:48:04 ID:Iy24JFuJt/
支援
15 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:48:59 ID:Td/gNkhM2n
ランプ「では、どうしてカレン様の格好を……」
ランプ「はっ! まさかカレン様と入れ替わろうと……?」
ランプ「入れ替わって、本物のカレン様になりきる……」
ランプ「そして里を内側から崩壊させていく……これはドッペルゲンガー作戦ですね!」
ランプ「残念でしたね、ソルト! 私にはそんなの通用しません!」
ソルト「さっきまでソルトのことをカレンだと思っていましたよね」
ランプ「うぐっ!」
ソルト「……まだまだですね」
ランプ「ぐぬぬ……!」
ジンジャー「……一応言っておくと、そのドッペルゲンガー作戦でもないからな」
ランプ「あ、そうなんですね……」
ソルト「本当にドッペルゲンガー作戦だったら簡単に騙されてましたね」
ランプ「むーっ……!」
16 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:49:50 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「で、ランプ。本題に入っていいか?」
ランプ「はっ、そうでした!」
ランプ「七賢者二人で、こんなところに何の用ですか……?」
ジンジャー「いや、今日は七賢者じゃない」
ジンジャー「金髪同盟として来たんだ」
ソルト「は?」
ランプ「あ、なんだ。そうでしたかー」
ランプ「じゃあ、何の問題もありませんね」
ソルト「は?」
ランプ「えーっと……人が少ないのでこっちの方から行きましょう!」
ジンジャー「おう!」
ソルト「は?」
17 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:50:37 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「いやー、いつも悪いな、ランプ」
ランプ「いえいえ、同盟の仲間ですから!」
ソルト「……ちょっと整理させてください」
ソルト「ええと……金髪同盟?」
ジンジャー「おう、金髪同盟だ」
ランプ「忍様と穂乃花様に入れてもらったんですよねー?」
ジンジャー「なー?」
ソルト「……随分と仲が良いのですね」
ジンジャー「金髪に垣根も境も無いんだよ」
ランプ「そう言ってくれた忍様はとても神々しかったですねー」
ソルト「はぁ……」
ジンジャー「……ま、七賢者でもあるから大手を振って里を歩けたりはしないんだけどな」
ジンジャー「だから、いつも案内してくれるランプには助かってるよ」
ランプ「えへへっ、そんなでもないですよー」
18 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:52:22 ID:Td/gNkhM2n
ランプ「……ところでどうして今日はこちらに?」
ランプ「定例会の日はまだ先ですよね?」
ジンジャー「ああ、さっき金髪がコールされたのを感じ取ったんだ」
ランプ「わっ、さすがですね!」
ジンジャー「それで、せっかくだからソルトに真の金髪を見せてやろうとおもってな」
ジンジャー「ほら、ソルトの金髪ってきれいな金色だけどなんか違うだろ?」
ランプ「……うーん」
ランプ「ごめんなさい……私はまだよくわからないです」
ソルト「それが普通です」
ジンジャー「ははっ、まだまだだな」
ランプ「はい! もっと、精進しなくっちゃ!」
ソルト「……」
19 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:55:33 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「それで、誰がコールされたんだ?」
ソルト「金髪とはわかっても、誰かはわからないのですね」
ジンジャー「さっきは偉そうなことを言ったが、私もまだまだだからな」
ジンジャー「忍や穂乃花ほどの金髪センサーはないんだ」
ソルト「そうですか」
ソルト「……その二人なら誰が来たかもわかるのですか?」
ジンジャー「わかるだろうなー」
ランプ「一つ下の階の足音だけでカレン様が来たってわかっていたそうですからね」
ソルト「……すごいですね」
ソルト「人間業じゃないです」
ジンジャー「愛のなせる業ってやつだな」
ジンジャー「……で、誰だったんだ?」
ランプ「ふふっ、それは見てからのお楽しみですっ!」
ランプ「ととっ、つきました!」
ランプ「みなさーん! ジンジャーが来ましたよー!」ガチャッ
ジンジャー「よっ」
忍「あっ、ジンジャーさん。こんにちはー」
穂乃花「こんにちは、ジンジャーさん」
穂乃花「今日はどうしたんですか?」
ジンジャー「金髪がコールされた気配を感じてな、飛んできたんだ」
穂乃花「なるほどー」
ジンジャー「……で、誰がコールされたんだ?」
忍「えっとですね――」
20 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:56:31 ID:Td/gNkhM2n
カレン「――この私デス!」
ジンジャー「!」
ジンジャー「どこかから声……上か!?」
カレン「イェス!」
カレン「飛んで水に入る夏の水着!」ピョンッ
カレン「九条カレン、サマーバケーションモデル! 登場デス!」シュタッ
穂乃課「きゃーーーっ! かっこいいーっ!」
忍「カレンちゃん素敵ですー!」
カレン「えへへっ! それほどでもありマース!」
21 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:59:02 ID:Td/gNkhM2n
カレン「ととっ、お久しぶりデスねー、ジンジャー」
ジンジャー「……」
カレン「ジンジャー?」
ジンジャー「み、水着……だと……?」
カレン「んー?」
カレン「もしかしてジンジャーも私のプロポーションに見惚れてしまっているデス?」
カレン「まったく……しょうがない子猫チャンデスねー」
ジンジャー「……綺麗だ」
カレン「素直に褒められると照れるデス」
ジンジャー「真っ白な肌が光り輝く金色をより美しくしている……」
ジンジャー「まさに神が作り出した軌跡の姿……!」
穂乃花「わかりますよ、ジンジャーさん!」
穂乃花「水着のカレンちゃんはさながら人魚姫のようで本当に素敵ですよね!」
忍「ポニーテールってのも良いですよね!」
忍「カレンちゃんってぴょこぴょこ動くから金髪があっちこっちして……ほわぁ……!」
22 名前:やるデース!速報:2018/08/08 22:59:23 ID:Td/gNkhM2n
ランプ「チェック柄の水着も可愛いですっ!」
ランプ「いろんなところに蝶々さんがいるのも……素敵……!」
ランプ「きっと蝶々さんみたいに優雅に空を飛ぶんですよ!」
忍「今度は蝶々さんの羽が生えるんですねー」
穂乃花「空も飛べるなんて、やっぱりカレンちゃんって天使様……!」
ジンジャー「いや、あれは神だ……!」
穂乃花「はっ! じゃあ女神様……!」
カレン「……っていうかちょっと怖いデス」
23 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:00:11 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「ほら、ソルト! これこそが真の金髪なんだ!」
ジンジャー「……あれ、ソルト?」
忍「ソルト……って、ジンジャーさんのお仲間さんなんでしたっけ?」
カレン「一緒に来てたんデスか?」
ジンジャー「ああ」
ランプ「ここに入ってくるまで一緒でしたけど……」
ランプ「どこに行ったんでしょうか……?」
???「ばっかもーん!」
ジンジャー「!」
ランプ「また、上から声です……!」
???「とうっ!」
カレン?「騙されてはダメデス!」シュタッ
カレン?「私こそが本物の九条カレン……そしてそいつはルパンデス!」ビシッ
カレン「わ、私がもう一人いるデス!」
カレン?「皆さん! その偽者のカレンから離れるデス!」
カレン「私は偽者じゃないデス!」
カレン「だから、お前がルパンデース!」
カレン?「違いマス! 私が本物デス!」
カレン「ぐぬぬ……」
カレン?「ぐぬぬ……」
24 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:01:57 ID:Td/gNkhM2n
忍「はわわっ、カレンちゃんと偽カレンちゃんがけんかしてます!」
穂乃花「そっか……カレンちゃんお姫様だもんね」
穂乃花「きっと影武者もいっぱいいて……そのうちの一人が下克上に来たんだ……!」
ランプ「カレン様とカレン様によるカレン様をめぐった戦い……!」
ランプ「あわわわ! カレン様がたくさんいて幸せです!」
カレン?「こうなったらどっちが本物かみんなに決めてもらいマショウ!」
カレン「望むところデス!」
カレン?「ヘイ、みんな!」
カレン?「みんななら本物がどっちかわかりマスよね!?」
忍「こっちですー」
穂乃花「こっちのカレンちゃんです」
ジンジャー「こっち」
ランプ「え、えーっと……こっち?」
カレン「ヤッター!」
カレン「選ばれたのはこの私! 九条カレンデス!」
25 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:03:19 ID:Td/gNkhM2n
カレン「さあ、観念して正体を明かすデス!」
カレン?「……なんで」
ソルト「なんでみんな即答できるんですか……」
忍「だって、金髪が違いますし」
穂乃花「輝きが違うよねー」
ジンジャー「ほらな、言ったとおりだろ?」
ソルト「……みんなおかしいです」
ソルト「……せっかく水着まで一致させるように変身してきたのに」
ランプ「ま、まあ……私はソルトが変身してるってしってたから答えられただけで……」
ランプ「普通は気づかないと思いますよ」
ソルト「……フォローありがとうございます」
26 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:04:08 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「っと、改めて紹介するな」
ジンジャー「こいつがソルト。私の仲間だ」
ソルト「……どうも」
穂乃花「カレンちゃんそっくりの子なんだねー」
ジンジャー「いや、ソルトは変身の魔法が使えるんだ」
忍「わっ、すごいですねー」
カレン「ってことは、今は自分を変身させて私になってるってことデス?」
ソルト「そういうことですね」
カレン「……もしかして私のファンデス?」
ソルト「違います」
カレン「OH……バッサリデス」
ソルト「この変身能力には結構自信がありましたが……」
ソルト「……少し前にるんに化けた時もそうですが、簡単にバレてしまいますね」
ソルト「……何が行けないんでしょうか?」
ジンジャー「だから、金髪に魂がこもっていないんだって」
ソルト「ジンジャーには聞いてません」
ジンジャー「む」
27 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:07:46 ID:3D2tveFiT7
忍ってカレンのことは呼び捨てだったような…
支援です
29 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:09:05 ID:Td/gNkhM2n
>>27
本当ですね、失礼しました。
28 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:07:53 ID:Td/gNkhM2n
穂乃花「えっと……私たちってカレンちゃんとたくさん一緒にいたから……」
穂乃花「だから、ちょっとの違いとかにも気づくんじゃないかな?」
忍「そうですねー」
忍「さっきのソルトちゃんのカレンちゃんはカレンちゃんっぽくはありましたが、カレンちゃんではありませんでしたから」
ランプ「るん様に化けた時も、いつも一緒にいたトオル様に見破られていましたからね」
ランプ「いくら姿かたちを似せられても、わかる人にはわかっちゃうんだと思います」
ソルト「……そうですか」
ソルト(ジンジャーの金髪に魂云々も同じようなことかもしれませんね)
ソルト(普段常々見ているものや人に関してなら、わずかな違いにも気づく……ということでしょう)
ソルト(……少し変身の使い方を考える必要があるかもしれませんね)
ソルト「ふむ……」
カレン(なんだか賢そうに考える私を見るのは新鮮デス)
カレン(……こんな感じ?)
カレン「……」
穂乃花(はっ! カレンちゃんがソルトちゃんの真似してる……)
穂乃花(けど表情が絶妙にほんわりしてて……可愛い……!)
30 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:09:33 ID:Td/gNkhM2n
忍「……ところで、ソルトちゃん。ひとつ、お願いしてもいいですか?」
ソルト「なんですか?」
忍「私を金髪に変身させることってできますか?」
ソルト「は?」
忍「できますか?」
ソルト「……まあ、できますけど」
忍「わっ! じゃあお願いしてもいいですかー?」
ソルト「はぁ」
ソルト「えいっ」
忍「!」ポンッ
穂乃花「わっ、忍ちゃんが金髪になった!」
忍「えっ、本当ですか!?」
穂乃花「うん!」
忍「やりました……これで私も金髪の仲間入り……!」
ソルト「……時間が立てば戻ってしまいますけどね」
忍「あ……そうなんですね……」
カレン「まあ、ずっと金髪だとアリスに怒られマスしいいんじゃないデスか?」
忍「うーん……でも、残念です」
ランプ「忍様はいつもの髪もとっても綺麗で素敵ですよっ!」
忍「ふふ、ありがとうございますー」
31 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:10:31 ID:Td/gNkhM2n
忍「……金髪になったらこんな気分なんですね」
忍「ふふ……うふふ……」
ジンジャー「……金髪か、いいなあ」ボソッ
穂乃花「……あっ!」
穂乃花「ソルトちゃん、ジンジャーさんも金髪にできたりする?」
ジンジャー「なっ!? 穂乃花、何を……!?」
ソルト「……まあ、できますけど」
穂乃花「そっか……じゃあ、やってあげてくれない?」
ソルト「……ジンジャーはそのままでも金髪じゃないですか」
ジンジャー「違う、これは金髪じゃないんだ!」
ソルト「……」ビクッ
ジンジャー「金髪はもっと明るくて……輝いていて……サラサラで……」
ジンジャー「私なんかの色を金だなんて、そんなおこがましいことは言えない……!」
ソルト「はぁ……」
ソルト(よくわかりませんが変な地雷を踏んでしまったようです)
32 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:11:38 ID:Td/gNkhM2n
穂乃花「ジンジャーさん、このこと結構悩んでいるみたいなの」
穂乃花「本当はもっとサラサラな金髪に生まれたかった……って」
ソルト「……ソルトもしらないことをよく知っていますね」
穂乃花「金髪同盟だもん」
ソルト「そうですか」
ジンジャー「私だって……私だって黄じゃなく金の髪を持ちたかったんだ……」
ジンジャー「くるっと回って金髪をひらひらさせたかったし、金髪をファサってやりたかった……」
ソルト(……言っていることはよくわからないままですけど)
ソルト(ジンジャーも悩んでいたのですね)
ソルト(あんな性格ですから、悩みなんて無いと思ってました)
穂乃花「だからね、ソルトちゃんの魔法で叶えられないかなって」
ソルト「……わかりました」
ソルト「それでは……えいっ」
ジンジャー「金髪を巻いてお団子を作りたか――」ポンッ
ジンジャー「――な、なんだ!?」
ソルト「ジンジャー、穂乃花のお願いを叶えました」
ジンジャー「お願い……もしかして、今の私は……!?」
ソルト「ええ、金髪です」
穂乃花「うふふっ、とっても綺麗な金髪ですよ、ジンジャーさん!」
ジンジャー「そっか……そうか……!」
33 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:13:18 ID:Td/gNkhM2n
ジンジャー「ありがとう、ソルト!」ギュッ
ソルト「!」
ジンジャー「お前のおかげで夢がひとつ叶った……!」
ソルト「……魂のこもってない金髪ですよ」
ジンジャー「それでもだよ」
ソルト「先ほどまで、散々本物じゃないっていっていた金髪ですよ」
ジンジャー「ああ……悪かったよ」
ジンジャー「たとえ、本物に遠い金髪でも……私の髪が金髪になった……それだけでうれしいんだ」
ソルト「……そうですか」
ジンジャー「ありがとう……!」
ソルト「……」
ジンジャー「ありがとう……!」ギュゥゥ
ソルト「……ジンジャー」
ジンジャー「本当に……!」ギュゥゥ
ソルト「ちょっと、苦しいです、ジンジャー」
ジンジャー「……!」ギュゥゥ
ソルト「自分の力を思い出してください、つぶれます、ジンジャー、ジンジャー!」
34 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:14:10 ID:Td/gNkhM2n
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ソルト「はぁ……はぁ……死ぬかと思いました」
ソルト「助けてくれてありがとうございます、カレン」
カレン「いえいえ、同じカレンのよしみデス」
忍「ふふっジンジャーさんも金髪になったんですね」
ジンジャー「おう!」
ジンジャー「みてくれ! 金髪をファサってできるんだ!」ファサッ
忍「わぁ、綺麗ですねー」
ジンジャー「だろ! だろ!」
ランプ「……穂乃花様は金髪にならなくていいんですか?」
穂乃花「私はなりたいわけじゃないからねー」
穂乃花「逆にランプちゃんもいいの?」
ランプ「わわ、私が金髪だなんて恐れ多いです!」
ランプ「でも……これでアリス様やカレン様の仲間になれるなら……」
穂乃花「うふふっ、ソルトちゃん、ランプちゃんも金髪になりたいんだってー」
ランプ「ほ、穂乃花様!」
ソルト「まったく……ソルト使いが荒いですね……えいっ」
ランプ「!」ポン
穂乃花「やっぱり!」
穂乃花「金髪のランプちゃんも素敵だよ」
ジンジャー「おっ、ランプも金髪になったのか!」
忍「ふふ、こっちで金髪のお茶会しましょう?」
ランプ「は、はいっ!」
穂乃花「私も私もー」
35 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:16:14 ID:.w89V05UZJ
ジンジャーはカヅホ神の色塗り的には金髪のはずなんだがなぁ
色塗りセンスのせいでこんな目にあうのか…
41 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:26:02 ID:Td/gNkhM2n
>>35
原作表紙のソーニャより暗い色かつ、5章で二人がジンジャーの髪に特に触れてなかったから、金髪に近い金髪じゃない色なんだろうなーって思ってた
36 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:17:50 ID:Td/gNkhM2n
忍「金髪、金髪」
ジンジャー「金髪!」
穂乃花「金髪! 金髪!」
忍「金!」
穂乃花「髪!」
ランプ「き、きんぱつ……?」
ジンジャー「金髪金髪!」
カレン「一件落着、デスね」
ソルト「……アレは何を話しているんですか?」
カレン「よくわからないデスけど、楽しそうデス!」
ソルト「そうですね」
ソルト(……なんだかどっと疲れましたけど)
ソルト(あのジンジャーの楽しそうな表情を見るに……ちゃんと癒されたようですね)
ソルト(あそこまで楽しそうな表情をするジンジャーはそうそう見ませんし)
ソルト(……まあ、良かったです)
ジンジャー「金髪ーっ!」
忍「金髪!」
ソルト(何を言っているのかはさっぱりわかりませんが)
37 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:19:49 ID:Td/gNkhM2n
カレン「でも、なんだかのけ者みたいで寂しいデスね」
ソルト「そうで……いえ、別にソルトはそうは思ってませんが」
カレン「照れない照れない! 同じカレンだからわかるデス!」
ソルト「……」
カレン「そこで! ちょっとソルトに協力してもらいたいのデスが――」
ソルト「はぁ……」
カレン「えっとですねー、やることは単純で――」
ソルト「ふむふむ――」
38 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:20:56 ID:Td/gNkhM2n
ランプ「きんぱつ! きんぱつ!」
忍「金髪ー」
ソルト「皆さん、大変です」トントン
ジンジャー「金ぱ……じゃない、どうしたソルト?」
ソルト「カレンがのけ者にされた寂しさで、金髪が溶けてしまいました」
ジンジャー「へ?」
カレン「なんと! 金が溶けて黒髪になってしまったデス!」
忍「」
穂乃花「」
ジンジャー「」
ランプ「」
カレン「……みんな?」
ソルト「……」ツンツン
忍「」
ソルト「……みんな気絶しています」
カレン「えぇ……」
おしまい
39 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:21:40 ID:Iy24JFuJt/
おもしろかったよー
40 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:23:30 ID:YiDFd99/iD
ジンジャーかわいいなって思った
おもしろかったです
41 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:26:02 ID:Td/gNkhM2n
BBSができたそうなので、せっかくなのでこちらに投稿してみました。
ジンジャーさん、より綺麗な金髪の探求っていう新たな切り口で金髪同盟の仲間入りしそう、して。
誤字脱字、コレジャナイ感、呼称間違い等はすいません。
読んでくださった方ありがとうございました。
42 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:26:36 ID:7UcyWRzVRe
ジンジャーの金髪は絵の問題だと思うんだ…
金髪に貴賤は無いぞ…
43 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:33:49 ID:RvbXv7Teh9
ジンジャーさん黄髪にしか見えないよね。
髪暗いからか、なるほど。
44 名前:やるデース!速報:2018/08/08 23:55:19 ID:fXFZ9TH0i.
シノ達が触れてなかったから一応ジンジャーは金髪扱いではないんでは?
面白かった。乙です
45 名前:やるデース!速報:2018/08/09 00:29:09 ID:HvfOHRY7bH
乙です。金髪だけで会話が成り立つ、カレンの髪型オチなど原作さながらの狂気を感じました。きんモザはまともなキャラが徐々におかしくなる作品ですからね。こんなジンジャーさんもありえるかも。
所有している別ブログで企画し始めた毎週SSを深夜に投稿するものをこちらにも輸入させてみました。過去ログの中では恐らく最古参くらいの作品だと思われます。

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